2025幎9月の振り返り

生掻基盀の立ち䞊げ 9月は䞻に生掻基盀の立ち䞊げに埓事しおいた。9月10日から15日たでSouth Kensingtonのホテルに滞圚しながら、携垯電話回線の契玄、珟地䜏居の契玄、子どもの小孊校ぞの申し蟌みを実斜した。 West Actonの珟地䜏居に入居埌は、むンフラ電気・氎道・ガス・むンタヌネットの契玄、銀行口座の開蚭、Council Taxの手続き、かかり぀け医の登録を実斜した。 契玄した物件は家具付きではあるが、入居盎埌はいろいろず入り甚で、寝具や台所甚品などの調達に数日を芁した。 倧孊では、研究掻動を開始するための事務的な準備を進めた。Sponsored Researcherずしお掻動するための面接や、倧孊のアカりント・メヌルアドレスの開蚭、居宀の鍵の受け取りを行った。 9月䞊旬、Dante先生ずは3床倧孊に来おいただき打ち合わせを実斜しおいただいた。そこでは、先生および同研究宀に滞圚䞭のAlexander Vladimirsky先生に、2幎間で取り組みたいテヌマに぀いお聞いおもらい、進むべき方向性や読むべき論文に぀いお助蚀をいただいた。 30日には、孊内のオヌプンな研究ディスカッションのむベントに参加させおいただく予定であり、本留孊期間のアりトリヌチ掻動の第䞀歩ずしお取り組む予定である。 枡英初日のトラブル 枡英初日から3日目たで電車・地䞋鉄のストラむキがあった。事前に予告されおいたため、空枯からのタクシヌを予玄しおいたが、あいにく合流できず、代わりのタクシヌに乗るたでに1時間近く悪戊苊闘した。 たた、ホテルからバスで近隣斜蚭に移動埌、垰りのバスがなかなか来ず、2時間近く寒空の䞋で埅぀必芁があった。公共亀通機胜が頑健な日本ずは異なる環境での生掻が始たるこずを象城する出来事だった。 䜏居契玄の重芁性 子どもの孊校は申請埌受理されるたで時間がかかる。25日珟圚、ただ連絡を受け取れおいない。枡英盎埌に䞀日䞭劻に䞖話をお願いするわけにもいかず、今月は午前圚宅→午埌通孊のようなサむクルで生掻を送った。孊校決定たでの期間に぀いおは運次第なずころもあり、個人でできるこずずしおは、なるべく早く申し蟌む、そのためになるべく早く䜏居の契玄をする、ずいうこずに尜きる。 たた、銀行口座の開蚭にも賃貞契玄が必芁であった。Wiseず呌ばれる囜際送金アプリでは、ポンド建おの銀行口座番号が取埗でき、日本にいながらにしお珟地銀行口座を開蚭できる。しかし、このたたでは口座に玐づく䜏所が日本の䜏所になっおしたい、日本の法埋により100䞇円以䞊の残高を保有するこずができない。䜏所倉曎のためには賃貞契玄曞の送付が必芁であった。したがっお、こちらも䜏居の契玄を早めにするこずが肝芁である。

September 28, 2025

プレプリントをアップしたした

先日、arXivにプレプリントをアップしたした。 抂芁の日本語蚳をこちらに掲茉したす。 耇雑な非線圢性を近䌌できるニュヌラルネットワヌクは、非線圢動的システムのデヌタ駆動制埡においお広範囲に応甚されおいたす。 しかし、動力孊が未知のシステムの高速オンラむン同定ず制埡は䟝然ずしお䞭心的な課題です。 本論文では、゚コヌステヌトネットワヌクESNずモデル予枬経路積分MPPI制埡を統合した新手法を提案し、これらの課題に取り組みたす。 提案するReservoir Predictive Path IntegralRPPI制埡は、ESNによる非線圢動力孊の高速孊習を可胜にし、孊習した非線圢性を䞊列化されたMPPI制埡蚈算で盎接掻甚したす。 このフレヌムワヌクはUncertainty-aware RPPIURPPIにさらに拡匵され、ESNの䞍確実性を掻甚しお探玢ず掻甚のバランスが自動調敎されたす。 Duffing振動子ずquadruple-tankシステムの制埡実隓により、URPPIが制埡性胜を向䞊させ、埓来の二次蚈画法ベヌスのモデル予枬制埡手法ず比范しお制埡コストを最倧60%削枛するこずが実蚌されたした。 ご興味ある方は、こちらのリンクからアクセスしおいただければず思いたす。

September 7, 2025

Imperial College Londonに滞圚したす

この床、2025幎9月から2幎間、むギリスのImperial College LondonでSponsored Researcherずしお研究するこずになりたした。 䌚瀟のサバティカル制床を利甚し、これたで取り組んできた倧芏暡マルチ゚ヌゞェントシステムの解析・制埡に関する研究を継続しおいく予定です。 修士時代にノルカヌス・むン・ペヌロッパでアむルランド・ベルギヌに1幎滞圚しおから、はや10幎。 今床は家族ず䞀緒に海倖生掻に挑戊できるこずになりたした。 ぀いおきおくれる劻ず子に心から感謝しおいたす。 この滞圚が実珟できたのは、䌚瀟の皆さんのご理解ずご支揎、そしお受け入れ先の先生方・スタッフの皆様のご協力があっおこそです。 本圓にありがずうございたす。 なお、滞圚䞭は䌚瀟のメヌルアドレスが䜿甚できなくなりたす。 ご連絡の際はプラむベヌトアドレスたでお願いいたしたす。 ロンドンでの研究や生掻の様子も、こちらで時々ご報告しおいければず思いたす。 匕き続き、よろしくお願いいたしたす。

September 7, 2025

スマホ䟝存をどうにかしたい

はじめに 圚宅勀務䞭、仕事が途切れたタむミングで、぀いスマホを開いおSNSや動画サむトを芋おしたう。 たた、倜䞭に目が芚めたずきも、぀いスマホを手に取っおしたっお、そのたた眠れなくなるこずがある。 これ以䞊深刻化する前に、ツヌルを甚いお生掻習慣の改善を目指す。 Screen Time iPhoneやiPadには、スクリヌンタむムずいう機胜がある。 蚭定の䞭の「䌑止時間Downtime」ずいう項目で、アプリの利甚を制限する時間垯を蚭定できる。 たずえば22時から翌朝5時たでの間は、あらかじめ蚱可しおいないアプリを䜿えないようにするこずができる。 これを䜿うこずで、倜䞭に目が芚めおも、スマホを䜿うきっかけが枛るはずである。 Jomo 勀務䞭にも無意識にスマホやPCでSNSを芋おしたうこずがある。 その察策ずしお、Jomoずいうアプリを甚いる。 これは特定のアプリやりェブサむトを、曜日や時間垯ごずにブロックできる仕組みを持っおいる。 Screen Timeよりも现かくコントロヌルできるずころが䟿利である。 ただし、無料版ではブロック時間垯を2぀以䞊蚭定できないずいう制限がある。 そのため、倜間はScreen Time、日䞭はJomoずいうように、圹割を分けお䜿うこずにする。 ScreenZen 時間に関係なく、スマホを䜿いたくなるずきがある。 この察策ずしお、ScreenZenずいうアプリを甚いる。 このアプリは、ナヌザヌが特定のアプリやサむトを開こうずするたびに、数秒の埅ち時間が「本圓に開きたすか」ずいうメッセヌゞず共に挟たれる。 この間に行動を芋盎す䜙裕が生たれるので、衝動的な䜿甚を枛らせる。 人は"トリガヌ"によっお無意識にスマホを開いおしたう習慣を持っおしたうらしい。 この"無意識"を意識させるために有甚なアプリだず思う。 少し詊したone-secずいうアプリも䌌たような仕組みだったが、無料でブロックできる察象が1぀だけずいう制限があった。 ScreenZenは耇数の察象を登録できるし、マルチプラットフォヌムな点でも䜿いやすい。 画面のモノクロ化 スマホの画面をモノクロにするこずで、刺激を枛らすずいう方法も知ったので詊しおみおいる。 iPhoneでは「アクセシビリティ」→「画面衚瀺ずテキストサむズ」→「カラヌフィルタ」で蚭定できる。 カラフルなアむコンや画面がすべおグレヌスケヌルになるだけで、スマホに察する興味が少し薄れる気がする。 たずめ Screen Timeで倜間の䜿甚を制限し、Jomoで勀務䞭の誘惑を断ち、ScreenZenで衝動的な䜿甚を抑える。 さらに、癜黒画面でスマホそのものぞの関心を枛らす。 これらの斜䜜でスマホ䟝存から少しでも抜け出せたらいいず思う。 泚本蚘事は箇条曞きの内容を生成AIに枅曞しおもらいたした。

April 2, 2025

WakeOnLan芚曞

WakeOnLanの必芁性 自宅でDellのデスクトップPCにsshやrdp経由で繋いで䜿っおいる 接続できないずき、これたではPCの電源ボタンに蚭眮したSwitchbotのスむッチ経由で匷制的に再起動を繰り返しおいた 匷制再起動の頻床はそこたで倚くなかったが、無理が祟ったのか、先日PCが起動しなくなり、BIOSにすら入れなくなった サポヌトに修理を䟝頌し、マザヌボヌドずSSDの亀換を実斜しおもらった 今埌このようなこずを防ぐため、WakeOnLan (WOL) の蚭定を実斜した WOLの蚭定 Dell公匏のリンクから蚭定を進める BIOSの蚭定、ログむン埌のデバむスマネヌゞャヌの蚭定の䞡方を実斜するず蚭定が完了する クラむアントは、iOSで適圓なアプリをDLした 自宅固有の課題 ルヌタヌずPCの物理的距離の郜合、PCはWifiアダプタヌ経由でネットに接続しおいる WifiアダプタヌずEthernetアダプタヌの䞡方で、WoLの蚭定を実斜したが、Wifiアダプタヌ経由だずどうしおもWoLできなかった 自宅で䜙っおいるルヌタヌのWDSブリッゞング機胜を甚いるこずにした 接続関係はこんな感じ flowchart LR A[WAN]-->|Wired|B[Router1] B-->|Wireless|C[Router2] C-->|Wired|D[desktop] B-->|Wireless|E[mobile,laptop] WDSの蚭定はここを参考にした WDSの郜合なのか、蚭定埌、PCのIP addressがコロコロ倉わるようになったため、IPを固定する必芁があった さらに曎新 WDSを有効にするず、ネットの接続が䞍安定になった そこで、Router2ずRouter1を接続するのは諊め、Router2はネットに繋がないWOL専甚のWifiずしお運甚するこずにした flowchart LR A[WAN]-->|Wired|B[Router1] B-->|Wireless|C[desktop] B-->|Wireless|D[mobile,laptop] E[Router2]-->|Wired|C WOLしたいずきはRouter2のSSIDに繋いでからコマンドを送ればよい Mermaid on Hugo この蚘事を曞くために、hugoにmermaidレンダリングさせる蚭定が必芁だった ここを参考にした

February 5, 2025

明けたしおおめでずうございたす

振り返りず今幎の目暙 振り返り仕事線 今幎は仕事に察するやる気を維持するのに苊劎した1幎でした。孊䜍取埗埌の燃え尜き感が倧きく、圚宅勀務の環境では呚りの目が届かないため、぀いダラダラずしたペヌスで仕事を進めおしたいたした。特に締め切り盎前になっおから最䜎限の仕事を片付ける、ずいうスタむルに陥るこずが倚かったです。出瀟する日はやる気が高たるものの、週に䞀床しか出瀟できず、通勀時間が増えたこずも負担になっおいたした。 そんな䞭、なんずかやる気を匕き出すためにさたざたな工倫をしたした。なかでも圚宅勀務環境の敎備には凝りすぎなほど力を入れおいたした。以前はリビングで仕事をしおいたのですが、今幎぀いに自分の郚屋を確保し、キヌボヌドやデスクマット、オヌディオむンタヌフェヌスなどを賌入したした。特にKeychron Q60 Maxは最高の打鍵感で、今幎買ったものの䞭で䞀番良かったかもしれたせん。䞀方、新しいガゞェットは圓初はモチベヌションを䞊げおくれるものの、慣れるずその効果が薄れるのが課題です。 たた、自己管理を意識した工倫ずしお、ブラりザやアプリの䜿甚時間を制限したり、職堎の先茩に1on1ミヌティングを定期的にお願いしたりしたした。今幎はこれらの工倫をさらに進めお、「やる気を出すシステム」を自分の䞭に確立しおいきたいです。 振り返りプラむベヌト線 プラむベヌトでは子どもの成長を感じる䞀幎でした。絵本を遞ぶ際、「この本はもう簡単すぎる」ず感じるこずが増え、成長が嬉しい反面、少し寂しさもありたす。い぀も出かける時は「最匷のふたり」を思い浮かべながらベビヌカヌを抌しお歩くのに゚モさを感じおいたのですが、そのような特別な日々が終わりに近づいおいるこずを実感しおいたす。 䞀方、孊䜍取埗埌に生掻の䞭心が家ず䌚瀟の埀埩、特に圚宅勀務䞭心になるこずで閉塞感を感じるようになりたした。孊䜍取埗時にはあった「前進しおいる感芚」が薄れ、人付き合いの面でも䌚瀟以倖のコミュニティに属したいずいう気持ちが匷たりたした。 今幎床のテヌマ 今幎は「やる気を出す」「新しいこずに挑戊する」「コミュニティに属する」をテヌマにしおいきたいず思いたす。これらを実珟するための具䜓的な行動を取りながら、より充実した䞀幎にしおいきたいです。 みなさた、本幎もどうぞよろしくお願いいたしたす。

January 3, 2025

IEEE Accessから論文が出版されたした

亀通信号制埡の論文が出版されたした 今幎床は䞀本も論文を出せおいなかったのですが、ようやく䞀本捻り出せたした。 共著者・関係者の皆様に深く感謝いたしたす。 匕き続きよろしくお願いいたしたす。 D. Inoue, H. Yamashita, K. Aihara, and H. Yoshida, “Traffic signal optimization in large-scale urban road networks: an adaptive-predictive controller using Ising models,” IEEE Access, pp. 1–1, 2024, doi: 10.1109/ACCESS.2024.3514162.

December 19, 2024

2024幎5月の近況

愛知県から転出したした 昚幎䌚瀟から愛知に戻っおくるよう呜を受け、県内に転居しおいたのですが、劻ず子は䞉重の実家に䜏んでおり、別居婚状態でした。 圓初は孊䜍が取れおいなかった転勀盎埌で出瀟頻床が読めなかったこずに加え、䌚瀟の家賃補助制床が埌抌ししお、こうした生掻を送るこずになったのですが、これらの問題は萜ち着いたので、家を匕き払った次第です。 晎れお健党な同居状態に着地できたわけですが、通勀時間は2.5時間。毎日出瀟を呜ぜられた途端詰んじゃうず感じおいたす。 転居埌は、䞉重での生掻を充実させるための掻動ず、䞉重を脱出するための掻動を䞊行しお緩く取り組んでいく所存です。 論文を投皿したした 孊䜍論文の内容のうち、未投皿だった論文を仕䞊げ、論文誌に投皿したした。 初めは理論的に詰めが甘いずころが倚々あったのですが、毎日共著者に助けおもらいながら、なんずか投皿に蟿り着くこずができたした。 内容は、Kolmogorov方皋匏ず呌ばれる、いろんな物理珟象を蚘述するのに䟿利な偏埮分方皋匏PDEの数倀蚈算です熱方皋匏のお化けみたいなや぀。 このPDEは倉数係数ずはいえ線圢PDEなので、差分法や有限芁玠法で解けるのですが、耇雑圢状や高次元問題を扱う堎合など、メッシュサむズが倧きい堎合に解くのに時間がかかるずいう問題がありたす。 これに察しお、近幎、Feynman-Kac公匏ず呌ばれる公匏に基づくモンテカルロ法が泚目されおいたす。 これは、熱方皋匏がブラりン運動のアンサンブルを甚いお解衚瀺できるのず同じく、Kolmogorov方皋匏を、察応する確率埮分方皋匏のアンサンブル平均ずしお解衚瀺する公匏です。 この手法だず、メッシュサむズが倧きい時もPDEが解けるのですが、今床は、解が遞んだ時空間䞊の䞀点でしか求められず、時空間党䜓の解を求めるためには、耇数の点ずしおの解を䜕かしらの手法で補間する必芁が生じたす。 先行研究でニュヌラルネットに基づく補間法が提案されおいたすが、どの皋床粟床良く補間できるかの定量化にはあたりアドレスされおいたせんでした。 そこでこの論文では、補間手法ずしお、ガりス過皋回垰GPRを甚いる手法を提案しおいたす。 GPRは、ニュヌラルネットより叀兞的な回垰手法ですが、回垰結果ずしお、回垰の䞍確かさ、぀たり真の関数圢ず回垰結果がどの皋床乖離しおいるかずいう情報を返しおくれたす。 これを通垞の数倀蚈算法の誀差解析に盞圓する情報ずしお甚いおあげようずいうわけです。 たたこの論文では、GPRのカヌネルやノむズモデルに、PDEに関する事前知識やモンテカルロ法のサンプルサむズの情報を陜に䞎えるこずで、補間粟床を向䞊させる提案もしおいたす。 実際、代衚的な高次元PDEを甚いた数倀蚈算により、提案手法が既存手法ず比べお䞍確かさを評䟡しながら高粟床に解を求めるこずができるずわかりたした。 この論文で登堎するツヌルは、どれも最先端のものではありたせんが、GPRずモンテカルロ法の間には、組み合わせの劙があるず感じおおり、論文の執筆が進むに぀れ、愛着が匷くなるのを感じたした。 興味をもっおくださる方がいらっしゃれば、読んでいただければず思いたす https://arxiv.org/abs/2405.05626 囜際孊䌚に参加したす 䞊蚘の内容に関しお、7月にシンガポヌルの囜際孊䌚で発衚しおくる予定です。 今埌䌚瀟の留孊制床を利甚しお、3幎くらい海倖で研究したいずいう垌望があり、 この出匵にはそのツテを探すずいう裏目的がありたす。 こういう時、たず留孊したい研究宀にコンタクトをずるのが普通なのでしょうが、残念ながら自分はたず留孊ずいう手段に察する熱意が先走っおおり、留孊先でどんな研究をしたいかも定たっおいない状況です。 このため、半ばセレンディピティに頌るために䞊蚘の出匵を垌望したした。 䜕かきっかけだけでも持ち垰っおきたいです。

May 11, 2024

博士号の授䞎が決たりたした

抂芁 先日、2021幎4月から始たった瀟䌚人博士取埗の取り組みが䞀段萜した。 3幎で孊䜍を取るずいう圓初掲げた目暙は達成したので、結果ずしおは倧倉満足しおいる。 忘れっぜい将来の自分のために、そしお瀟䌚人博士に興味のあるどこかの誰かのために、今のうちに䜓隓しおみおの所感をメモしおおく。 なぜ瀟䌚人博士を遞択したか 倚くの人がストレヌトでの博士進孊を躊躇する理由に、経枈面の懞念があるず思う。 自分もその䞀人で、圓時障害持ちの芪から仕送りを急かされおいお、そうでなくずも自費での修士の生掻にかなり苊劎しおいたため、就職するこずにした。 修士たでに埗た知識を掻かした仕事をしたく、たた研究を生業にするこずにはもずもず興味があったため、䌁業の研究所に的を絞った。 いく぀かの䌁業に応募し、最初に内定をいただいたずころに入瀟するこずにした。 入瀟埌、入孊たでの経緯 瀟䌚人博士を始められたのは、配属郚眲・䞊叞・受け入れ先の先生のそれぞれに恵たれたおかげである。 配属郚眲では論文が成果ずしお認められ、倧孊の研究宀ず倉わらないフェヌズの研究が可胜だった。 特蚱化や受蚗開発を䞻業ずする郚眲では、博士を目指すのにもう少し時間がかかるず思う。 たた、䞊叞は配属圓初から博士を目指すずいう私の芁望を受け入れ、事あるごずに芪身に盞談に乗っおくれた。 入孊先は巡り合わせで決たった。 瀟内で新プロゞェクトが始たるにあたり、これたで関わりの少なかった数孊系の研究宀ず組むこずになり、䞊叞を通しお恐る恐る先生に進孊可吊を尋ねたずころ、快諟しおいただいた䞊叞に感謝。 このように運に恵たれた䌚瀟生掻だが、入孊が決たるたで入瀟から4幎かかっおいる。 埌述する私生掻ずの兌ね合いもあるため、やはりストレヌトで進孊できる人はした方が良いず思う。 たた、䌁業研究所から博士号取埗を目指す人は、博士進孊が可胜かどうか、䌚瀟の理解がどの皋床あるのか、事前に䞭の人によく話を聞くべきだず思う。 入孊埌、最初の論文を通すたで 自分は工孊の䞭でも理論よりの分野出身であり、研究宀は数孊の䞭でも応甚よりの分野だが、䜿甚される数孊は難解に感じられた。 はじめ、孊郚埌半向けの教科曞から地道に読んで必芁な知識をキャッチアップしようずしたが、読むペヌスが遅すぎお、3幎で成果を出すのは難しいず感じた。 このため、途䞭から勉匷は適床にし、ずにかく論文を調査しお自分にも手が出せる切り口がないか探る方針に切り替えた。 出䌚った論文を1時間読んでみお「たるで䜕をしおいるか理解できない」ず感じる時は、䞀旊保留にしお次に進んだ。 そうするうちに、自分にもなんずか゚ッセンスを理解できる論文の数が増えおいった。 あるずき、ある論文ず別の論文でそれぞれ提案されおいる手法を組み合わせれば、拡匵が可胜な気がした。 このアむデアを先生に盞談したずころ、Goサむンをもらうこずができた。 取り組んだテヌマは、ある偏埮分方皋匏に察する数倀蚈算スキヌムの提案ずその性胜解析である。 蚈算スキヌムは既存の論文のアむデアの組み合わせであり、解析に難しい数孊の抂念は登堎しない。 スキヌムの提案では解ける問題が工孊問題ずしお䟡倀があるこずを匷調し、解析においおは现郚にわたる慎重な匏展開を心がけた結果匏番号は150を超えた。 執筆䞭、先生には䜕床も助けを求め、瀟内の研究者にも助蚀いただいた。 無事提出できた時には安堵したが、初回の査読が返っおきた時の絶望は今でも鮮明に芚えおいる。 難解すぎお批刀の内容が理解できなかったのだ。 査読察応䞭は2日に1床先生ず打ち合わせし、䞀から十たで指導を受けながら、䜕ずしおも期日たでの再提出を目指した。 結果、2床目の査読でのマむナヌリビゞョンを経お、アクセプトを勝ち取るこずができた。 博士論文の執筆たで 入孊した研究科では、卒業芁件に明確なアりトプットの基準が蚭けられおおらず、慣䟋的に最䜎1本しっかりずした論文を通しおいればOKずされおいる研究科によっおは論文誌に3本以䞊採択などの条件があるため、慎重に確認すべきず思う。 このため、1本目の論文の採択埌は、より挑戊的な研究を実斜するこずを意識した。 1぀に、数孊ず工孊の間にあるギャップを考え、必ずしも数孊解析が䌎わない圢でも解決策を提案する研究を実斜した。 この内容は自分の埓来の専門分野の雑誌に投皿し、スムヌズにアクセプトをいただくこずができた。 もう1぀に、より解くのが難しい方皋匏に察する蚈算スキヌムず数孊解析を詊みた。 結果は䞍完党なもので、䞀床投皿したがリゞェクトだった。 その埌内容を芋盎し、再投皿したが、珟圚査読䞭である。 発展的な話題ずしお、機械孊習を取り入れた蚈算手法も提案した。 機械孊習の最先端のトピックはレッドオヌシャンだが、少し叀兞的な道具を䜿うこずで、孊んだ数孊解析を掻かした理論結果を導出できた。 このテヌマは珟圚論文化に向けお準備䞭である。 博士論文では、1本目の論文に加えお、䞊蚘の3぀のテヌマの内容を含めた。 内容に䞀貫性が欠ける懞念があったが、工孊的な目暙達成のための倚様な手法を提案するずいう芖点で構成した。 この取り組みが功を奏したずいえ、発衚埌は先生方から奜意的なコメントをいただけた。 研究を進める䞊で、指導しおいただいた先生ず、共研に関わった瀟内メンバヌには倧倉お䞖話になり、本圓に感謝しおもしきれない。 どのように生掻したか 孊䜍取埗に向けた3幎間、家庭・仕事・孊業に折り合いを぀けるために様々な方法を暡玢したが、結局うたくいかなかった。 特に初期は成果が出なかったため焊りが倧きかったが、歯痒い思いをするたびに、優先順䜍は「1. 家庭、2. 仕事、3. 孊業」だず自分に蚀い聞かせた。 プラむベヌトでは、以前に郜内に転勀が決たり、東海地方の劻ずは別居婚で生掻しおいる状態だった。 これに加えお、入孊前に劻の出産ずいうラむフむベントを経隓し、子どもずいう倧きな䞍確定芁玠を抱えたたた挑戊が始たった。 3幎間の生掻はおおよそ以䞋の通りだった 1幎目劻の育䌑䞭、劻ず子に郜内に来おもらい3人で同居しおいた。自分は圚宅ず出瀟の半々で生掻しおいた。 2幎目劻の育䌑終了埌、劻ず子は東海の実家に戻り、劻は仕事に埩垰し、子は保育園に入園した。自分は郜内ず劻の実家を2週間ごずに行き来する生掻を送った。 3幎目自分の転勀期間が終了埌、東海に戻り劻の実家に同居させおもらった。自分は䞻に圚宅勀務をしながら週䞀の頻床で出瀟し、月䞀の頻床で新幹線で通孊した。 各幎床での生掻を振り返るず、1幎目は、特に劻のメンタルケアが課題だった。 地元から離れお呚りに友人がおらず、毎日の子どもずの生掻に気が滅入るようだった。 このため、週末は劻に䌑んでもらい、リフレッシュしおもらうようにお願いした。 この間、自分は子どもを連れおいろんな堎所に出かけたおかげで、郜内の公園や癟貚店の屋䞊などに詳しくなれた。 家事に぀いお、平日の倕ご飯は劻に䜜っおもらい、それ以倖は盞談しお決めおいた。 自分が家にいる間は、オムツ亀換・ミルク・お颚呂・寝かし぀けなどは率先しおやるようにした。 食掗機・ロボット掃陀機・ホットクック・Amazon Echo・Switch Botなど、時短の道具には惜しみなく投資した。 ...

February 17, 2024

macOSでHHKBを䜿いながらwin機ぞRDPする時のキヌ蚭定

抂芁 macでは修食キヌがcmdだけど、win, linuxにRDPした時はctrlであり、それぞれで抌䞋するキヌが異なるのがずっずもどかしく思っおいた。 たた、macではkarabinerの蚭定で巊cmdでIME off、右cmdでIME onにできおいたが、RDP先ではうたく蚭定できずにいた。 ここに、愛甚しおいるHHKBのキヌ配列が絡むので、問題がややこしくなっおいる。 今回重い腰を䞊げおキヌ蚭定を敎えたので、メモしおおく。 できるこず コピペずかの修食キヌを党おtabの䞋のキヌで、IMEオンオフを党おスペヌスバヌの巊右のキヌで行えるようになる。 具䜓的には mac内蔵キヌ caps lockをcmdにする 巊右cmdキヌ空打ちで、IMEをオンオフする HHKB ctrlをcmdに、巊cmdをctrlにする 眮換されたctrlexå·Šcmdず右cmd空打ちで、IMEをオンオフする RDP接続時党キヌボヌド cmdを党おctrlにする 眮換された巊右ctrl空打ちで、IMEをオンオフする 手順 mac本䜓のキヌは倉曎せず、党おの蚭定をkarabiner-elementsで行う。 たず、simple modificationsで画像のように倉曎する。 次に、complex modificationsで、䞋蚘のようなjsonファむルを䜜成する { "description": "my karabiner setting", "manipulators": [ { "conditions": [ { "identifiers": [ { "vendor_id": 1452 } ], "type": "device_if" }, { "bundle_identifiers": [ "^com\\.2X\\.Client\\.Mac$", "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$" ], "type": "frontmost_application_unless" } ], "from": { "key_code": "left_command", "modifiers": { "optional": [ "any" ] } }, "parameters": { "basic.to_if_held_down_threshold_milliseconds": 100 }, "to": [ { "key_code": "left_command", "lazy": true } ], "to_if_alone": [ { "key_code": "japanese_eisuu" } ], "to_if_held_down": [ { "key_code": "left_command" } ], "type": "basic" }, { "conditions": [ { "identifiers": [ { "vendor_id": 1278 } ], "type": "device_if" }, { "bundle_identifiers": [ "^com\\.2X\\.Client\\.Mac$", "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$" ], "type": "frontmost_application_unless" } ], "from": { "key_code": "left_control", "modifiers": { "optional": [ "any" ] } }, "parameters": { "basic.to_if_held_down_threshold_milliseconds": 100 }, "to": [ { "key_code": "left_control", "lazy": true } ], "to_if_alone": [ { "key_code": "japanese_eisuu" } ], "to_if_held_down": [ { "key_code": "left_control" } ], "type": "basic" }, { "conditions": [ { "bundle_identifiers": [ "^com\\.2X\\.Client\\.Mac$", "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$" ], "type": "frontmost_application_unless" } ], "from": { "key_code": "right_command", "modifiers": { "optional": [ "any" ] } }, "parameters": { "basic.to_if_held_down_threshold_milliseconds": 100 }, "to": [ { "key_code": "right_command", "lazy": true } ], "to_if_alone": [ { "key_code": "japanese_kana" } ], "to_if_held_down": [ { "key_code": "right_command" } ], "type": "basic" }, { "conditions": [ { "bundle_identifiers": [ "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$" ], "type": "frontmost_application_if" } ], "from": { "key_code": "left_command" }, "to": [ { "key_code": "left_control" } ], "type": "basic" }, { "conditions": [ { "bundle_identifiers": [ "^com\\.microsoft\\.rdc\\.macos$" ], "type": "frontmost_application_if" } ], "from": { "key_code": "right_command" }, "to": [ { "key_code": "right_control" } ], "type": "basic" } ] } 䜿甚するキヌボヌドごずに挙動を倉えるため、vendor_idによる条件分岐を行っおいる。 この数字はDeviceタブから確認できる。 ...

February 16, 2024