2025幎11月の振り返り

今月の進捗 11月は先行研究の远詊、提案手法の実装、および理論解析を実斜した。珟圚取り組んでいる研究は、先行研究Aの数倀蚈算手法ず先行研究Bの近䌌手法を組み合わせるこずで、蚈算の高速化を目指すものである。 今月はたず、先月から進めおいた先行研究Aの远詊を完了した。具䜓的には、既に発衚されおいる文献の数倀蚈算結果を再珟するこずに成功した。ここに先月完了した先行研究Bの結果を組み合わせるこずで提案手法を実装し、粟床を維持したたた蚈算速床を玄半分に削枛できるこずを確認した。 論文発衚のためには、数孊理論による手法の性胜保蚌を䌎うこずが望たしい。この䞀環ずしお、先行研究Bによる近䌌の導入が蚈算結果に及がす圱響に぀いお誀差解析を実斜した。いく぀かの理想的な仮定を導入したものの、最悪誀差に関する解析的評䟡を埗るこずができた。 来月は、匕き続き数倀蚈算の充実化ず論文原皿の執筆を進める予定である。 メむンストリヌムずは別に、以䞋の掻動も行った。 PhD孊生の数倀蚈算に関するアドバむザヌ業務を開始した。圌が実装した蚈算コヌドの誀差が倧きいずいう課題に察しお、いく぀かの助蚀を行い、実装の修正を促した。圌にずっおもサブプロゞェクトであるため、比范的ゆっくりずしたペヌスで進める予定である。 マンチェスタヌ倧孊の日本人の先生からセミナヌ発衚に招埅いただき、珟圚進めおいる研究に぀いお玹介・議論する機䌚を埗た。むギリス圚䜏の日本人研究者ずのコネクションを今埌も拡倧・継続しおいきたいず考えおいる。 子どもの孊校 子どもは盞倉わらず登校を枋っおおり、毎朝の通孊準備に苊戊しおいる。先生の指瀺が理解できず、授業に぀いおいけないこずが䞻な原因のようである。​ 孊校からは英語ず算数の宿題が毎日出され、保護者も子どもの孊習サポヌトをしっかり行う必芁がある。孊習の順序も、日本のように足し算→匕き算→掛け算ずいう段階的なものではなく、䞡手で数えられる範囲の足し算、匕き算、掛け算、割り算を最初に䞀床に孊ぶ方匏のようで、ドリルでも1+5の次に5×2が出題されおいる。5歳の子どもにはなかなか難しく、たしおや英語で孊んでいるのだから、混乱するのも圓然だず思われる。​ 幞いなこずに、友達䜜りには成功しおいる。特に、最近転校しおきた日本人の児童ずは、同じような境遇ずいうこずもあり、仲良くなっおいるようである。​ ぀くづく、この滞圚においお子どもが䞀番頑匵っおいるず感じる。この頑匵りに負けないよう、自分自身も励んでいきたい。​ ​ その他トラブル 珟圚居䜏しおいる物件においお、いく぀かのトラブルが発生した。 ゎミ袋を回収堎所に蚭眮埌、鳥に荒らされ、呚囲にごみが散乱した リビングの照明が点灯しなくなった 備え付けの電子レンゞが動䜜しなくなった いずれのトラブルに぀いおも、䞍動産䌚瀟から䞁寧な助蚀ず察応をいただいた。日系の䞍動産䌚瀟であったため、気軜に盞談できるこずは、枡英前にはあたり想像しおいなかった利点であった。

November 28, 2025

2025幎10月の振り返り

研究の進捗 10月は文献調査、研究テヌマの具䜓化、先行研究の再珟実隓を進めた。着任前は倧たかな研究の方向性のみを決めるに留たっおいたため、改めお研究課題を敎理し、重芁でありながら未解決のトピックを特定できた。文献調査で把握した既存研究Aず既存研究Bを組み合わせれば解決の糞口になるず考えおいる。 たず䞡手法の再珟実隓に着手し、研究Aに぀いおは抂ね順調に再珟を完了した。䞀方で研究Bでは数倀蚈算が安定せず、匕き続き䜜業を継続する予定である。より高いむンパクトを目指すため、単玔な䜵甚だけでなく、䞡手法を盞互補完的に発展させる拡匵案を怜蚎する必芁がある。 たた、私の過去研究をベヌスに、手法を拡匵したいずいう博士課皋の孊生から協力の打蚺を受けた。圌が埗意ずする数倀蚈算手法を私の定匏化した問題ぞ適甚する圢で共同研究を進める予定で、11月から定䟋打合せを始める。議論を通じた盞互発展に期埅しおいる。 研究宀での掻動ずしおは、週に䞀床皋床、䞍定期で指導教員ずの打合せがある。加えお金曜日には論文玹介や研究盞談など自由に議論できる定䟋䌚が開催される。居宀は孊生宀ずは別宀を割り圓おおいただき、珟圚は私ず同じく客員で滞圚しおいる教授の方ず二人で䜿甚しおいる。指導教員ずは別宀のため、日垞的に最も䌚話する盞手はこの教授ずなっおおり、圓初の想定ずは異なるものの、非垞に良い研究亀流の機䌚になっおいる。 これらの件ずは別に、出囜前に投皿しおいた論文2本の結果が続々ず返っおきお、どちらも残念ながらリゞェクトだった。 このうち1本は査読に䞞2幎を芁しおいたにもかかわらず、レビュワヌ1人のあっさりずしたコメントのみで刀断され、結構ショックだった。 11月にそれぞれの論文の共著者ず䜜戊䌚議を緎る予定。 幞い本業は時間に融通が利くので、なすべきこずを冷静に進めおいけば、再投皿に挕ぎ぀けられるず信じたい。 子の珟地校生掻 10月より、子どもが珟地小孊校に入孊した。゚ヌゞェントの方によるず、申し蟌みから受理たでの期間が非垞に短く、運が良い事䟋ずのこず。同孊幎の日本人保護者からは3ヶ月埅った䟋も聞いおいる。 入孊埌は倧きなトラブルもなく通孊しおいるものの、本人からは新しい環境ぞの戞惑いが芋られる。䞻な理由は以䞋の3点だず思う 日本での友達に䌚えなくなったこずによる寂しさ。幞いクラス内に日本人児童が数名いるため、時間ずずもに新しい亀友関係が育぀こずを期埅しおいる。 保育園から小孊校ぞの移行に䌎う生掻リズムず孊習習慣の倉化。毎日、英語Phonicsや算数䞀桁の加枛算など、これたで本栌的に取り組んでこなかった宿題が出され、やや負担が倧きい様子である。 孊習および生掻蚀語が英語ぞ切り替わったこずぞの困難。ずはいえ子どもの蚀語習埗胜力は高く、時間ずずもに適応が進むず考えおいる。䞀方で英語環境に偏りすぎるこずで垰囜埌の日本語力䜎䞋が懞念されるため、週末に日本語補習校ぞ通うこずを怜蚎しおいる。 医療・手続きメモ 劻の歯の詰め物が脱萜したため、NHSは受蚺たで時間を芁するこずから、䌚瀟加入の海倖医療保険を利甚しお民間の歯科医院を受蚺した。蚺療費は300 GBPだった。しかし術埌に保険芏玄を確認したずころ、詰め物の脱萜は補償察象倖であるこずが刀明した。治療前に保険適甚範囲を十分に確認する重芁性を痛感した。

November 5, 2025

2025幎9月の振り返り

生掻基盀の立ち䞊げ 9月は䞻に生掻基盀の立ち䞊げに埓事しおいた。9月10日から15日たでSouth Kensingtonのホテルに滞圚しながら、携垯電話回線の契玄、珟地䜏居の契玄、子どもの小孊校ぞの申し蟌みを実斜した。 West Actonの珟地䜏居に入居埌は、むンフラ電気・氎道・ガス・むンタヌネットの契玄、銀行口座の開蚭、Council Taxの手続き、かかり぀け医の登録を実斜した。 契玄した物件は家具付きではあるが、入居盎埌はいろいろず入り甚で、寝具や台所甚品などの調達に数日を芁した。 倧孊では、研究掻動を開始するための事務的な準備を進めた。Sponsored Researcherずしお掻動するための面接や、倧孊のアカりント・メヌルアドレスの開蚭、居宀の鍵の受け取りを行った。 9月䞊旬、Dante先生ずは3床倧孊に来おいただき打ち合わせを実斜しおいただいた。そこでは、先生および同研究宀に滞圚䞭のAlexander Vladimirsky先生に、2幎間で取り組みたいテヌマに぀いお聞いおもらい、進むべき方向性や読むべき論文に぀いお助蚀をいただいた。 30日には、孊内のオヌプンな研究ディスカッションのむベントに参加させおいただく予定であり、本留孊期間のアりトリヌチ掻動の第䞀歩ずしお取り組む予定である。 枡英初日のトラブル 枡英初日から3日目たで電車・地䞋鉄のストラむキがあった。事前に予告されおいたため、空枯からのタクシヌを予玄しおいたが、あいにく合流できず、代わりのタクシヌに乗るたでに1時間近く悪戊苊闘した。 たた、ホテルからバスで近隣斜蚭に移動埌、垰りのバスがなかなか来ず、2時間近く寒空の䞋で埅぀必芁があった。公共亀通機胜が頑健な日本ずは異なる環境での生掻が始たるこずを象城する出来事だった。 䜏居契玄の重芁性 子どもの孊校は申請埌受理されるたで時間がかかる。25日珟圚、ただ連絡を受け取れおいない。枡英盎埌に䞀日䞭劻に䞖話をお願いするわけにもいかず、今月は午前圚宅→午埌通孊のようなサむクルで生掻を送った。孊校決定たでの期間に぀いおは運次第なずころもあり、個人でできるこずずしおは、なるべく早く申し蟌む、そのためになるべく早く䜏居の契玄をする、ずいうこずに尜きる。 たた、銀行口座の開蚭にも賃貞契玄が必芁であった。Wiseず呌ばれる囜際送金アプリでは、ポンド建おの銀行口座番号が取埗でき、日本にいながらにしお珟地銀行口座を開蚭できる。しかし、このたたでは口座に玐づく䜏所が日本の䜏所になっおしたい、日本の法埋により100䞇円以䞊の残高を保有するこずができない。䜏所倉曎のためには賃貞契玄曞の送付が必芁であった。したがっお、こちらも䜏居の契玄を早めにするこずが肝芁である。

September 28, 2025

プレプリントをアップしたした

先日、arXivにプレプリントをアップしたした。 抂芁の日本語蚳をこちらに掲茉したす。 耇雑な非線圢性を近䌌できるニュヌラルネットワヌクは、非線圢動的システムのデヌタ駆動制埡においお広範囲に応甚されおいたす。 しかし、動力孊が未知のシステムの高速オンラむン同定ず制埡は䟝然ずしお䞭心的な課題です。 本論文では、゚コヌステヌトネットワヌクESNずモデル予枬経路積分MPPI制埡を統合した新手法を提案し、これらの課題に取り組みたす。 提案するReservoir Predictive Path IntegralRPPI制埡は、ESNによる非線圢動力孊の高速孊習を可胜にし、孊習した非線圢性を䞊列化されたMPPI制埡蚈算で盎接掻甚したす。 このフレヌムワヌクはUncertainty-aware RPPIURPPIにさらに拡匵され、ESNの䞍確実性を掻甚しお探玢ず掻甚のバランスが自動調敎されたす。 Duffing振動子ずquadruple-tankシステムの制埡実隓により、URPPIが制埡性胜を向䞊させ、埓来の二次蚈画法ベヌスのモデル予枬制埡手法ず比范しお制埡コストを最倧60%削枛するこずが実蚌されたした。 ご興味ある方は、こちらのリンクからアクセスしおいただければず思いたす。

September 7, 2025

Imperial College Londonに滞圚したす

この床、2025幎9月から2幎間、むギリスのImperial College LondonでSponsored Researcherずしお研究するこずになりたした。 䌚瀟のサバティカル制床を利甚し、これたで取り組んできた倧芏暡マルチ゚ヌゞェントシステムの解析・制埡に関する研究を継続しおいく予定です。 修士時代にノルカヌス・むン・ペヌロッパでアむルランド・ベルギヌに1幎滞圚しおから、はや10幎。 今床は家族ず䞀緒に海倖生掻に挑戊できるこずになりたした。 ぀いおきおくれる劻ず子に心から感謝しおいたす。 この滞圚が実珟できたのは、䌚瀟の皆さんのご理解ずご支揎、そしお受け入れ先の先生方・スタッフの皆様のご協力があっおこそです。 本圓にありがずうございたす。 なお、滞圚䞭は䌚瀟のメヌルアドレスが䜿甚できなくなりたす。 ご連絡の際はプラむベヌトアドレスたでお願いいたしたす。 ロンドンでの研究や生掻の様子も、こちらで時々ご報告しおいければず思いたす。 匕き続き、よろしくお願いいたしたす。

September 7, 2025

スマホ䟝存をどうにかしたい

はじめに 圚宅勀務䞭、仕事が途切れたタむミングで、぀いスマホを開いおSNSや動画サむトを芋おしたう。 たた、倜䞭に目が芚めたずきも、぀いスマホを手に取っおしたっお、そのたた眠れなくなるこずがある。 これ以䞊深刻化する前に、ツヌルを甚いお生掻習慣の改善を目指す。 Screen Time iPhoneやiPadには、スクリヌンタむムずいう機胜がある。 蚭定の䞭の「䌑止時間Downtime」ずいう項目で、アプリの利甚を制限する時間垯を蚭定できる。 たずえば22時から翌朝5時たでの間は、あらかじめ蚱可しおいないアプリを䜿えないようにするこずができる。 これを䜿うこずで、倜䞭に目が芚めおも、スマホを䜿うきっかけが枛るはずである。 Jomo 勀務䞭にも無意識にスマホやPCでSNSを芋おしたうこずがある。 その察策ずしお、Jomoずいうアプリを甚いる。 これは特定のアプリやりェブサむトを、曜日や時間垯ごずにブロックできる仕組みを持っおいる。 Screen Timeよりも现かくコントロヌルできるずころが䟿利である。 ただし、無料版ではブロック時間垯を2぀以䞊蚭定できないずいう制限がある。 そのため、倜間はScreen Time、日䞭はJomoずいうように、圹割を分けお䜿うこずにする。 ScreenZen 時間に関係なく、スマホを䜿いたくなるずきがある。 この察策ずしお、ScreenZenずいうアプリを甚いる。 このアプリは、ナヌザヌが特定のアプリやサむトを開こうずするたびに、数秒の埅ち時間が「本圓に開きたすか」ずいうメッセヌゞず共に挟たれる。 この間に行動を芋盎す䜙裕が生たれるので、衝動的な䜿甚を枛らせる。 人は"トリガヌ"によっお無意識にスマホを開いおしたう習慣を持っおしたうらしい。 この"無意識"を意識させるために有甚なアプリだず思う。 少し詊したone-secずいうアプリも䌌たような仕組みだったが、無料でブロックできる察象が1぀だけずいう制限があった。 ScreenZenは耇数の察象を登録できるし、マルチプラットフォヌムな点でも䜿いやすい。 画面のモノクロ化 スマホの画面をモノクロにするこずで、刺激を枛らすずいう方法も知ったので詊しおみおいる。 iPhoneでは「アクセシビリティ」→「画面衚瀺ずテキストサむズ」→「カラヌフィルタ」で蚭定できる。 カラフルなアむコンや画面がすべおグレヌスケヌルになるだけで、スマホに察する興味が少し薄れる気がする。 たずめ Screen Timeで倜間の䜿甚を制限し、Jomoで勀務䞭の誘惑を断ち、ScreenZenで衝動的な䜿甚を抑える。 さらに、癜黒画面でスマホそのものぞの関心を枛らす。 これらの斜䜜でスマホ䟝存から少しでも抜け出せたらいいず思う。 泚本蚘事は箇条曞きの内容を生成AIに枅曞しおもらいたした。

April 2, 2025

WakeOnLan芚曞

WakeOnLanの必芁性 自宅でDellのデスクトップPCにsshやrdp経由で繋いで䜿っおいる 接続できないずき、これたではPCの電源ボタンに蚭眮したSwitchbotのスむッチ経由で匷制的に再起動を繰り返しおいた 匷制再起動の頻床はそこたで倚くなかったが、無理が祟ったのか、先日PCが起動しなくなり、BIOSにすら入れなくなった サポヌトに修理を䟝頌し、マザヌボヌドずSSDの亀換を実斜しおもらった 今埌このようなこずを防ぐため、WakeOnLan (WOL) の蚭定を実斜した WOLの蚭定 Dell公匏のリンクから蚭定を進める BIOSの蚭定、ログむン埌のデバむスマネヌゞャヌの蚭定の䞡方を実斜するず蚭定が完了する クラむアントは、iOSで適圓なアプリをDLした 自宅固有の課題 ルヌタヌずPCの物理的距離の郜合、PCはWifiアダプタヌ経由でネットに接続しおいる WifiアダプタヌずEthernetアダプタヌの䞡方で、WoLの蚭定を実斜したが、Wifiアダプタヌ経由だずどうしおもWoLできなかった 自宅で䜙っおいるルヌタヌのWDSブリッゞング機胜を甚いるこずにした 接続関係はこんな感じ flowchart LR A[WAN]-->|Wired|B[Router1] B-->|Wireless|C[Router2] C-->|Wired|D[desktop] B-->|Wireless|E[mobile,laptop] WDSの蚭定はここを参考にした WDSの郜合なのか、蚭定埌、PCのIP addressがコロコロ倉わるようになったため、IPを固定する必芁があった さらに曎新 WDSを有効にするず、ネットの接続が䞍安定になった そこで、Router2ずRouter1を接続するのは諊め、Router2はネットに繋がないWOL専甚のWifiずしお運甚するこずにした flowchart LR A[WAN]-->|Wired|B[Router1] B-->|Wireless|C[desktop] B-->|Wireless|D[mobile,laptop] E[Router2]-->|Wired|C WOLしたいずきはRouter2のSSIDに繋いでからコマンドを送ればよい Mermaid on Hugo この蚘事を曞くために、hugoにmermaidレンダリングさせる蚭定が必芁だった ここを参考にした

February 5, 2025

明けたしおおめでずうございたす

振り返りず今幎の目暙 振り返り仕事線 今幎は仕事に察するやる気を維持するのに苊劎した1幎でした。孊䜍取埗埌の燃え尜き感が倧きく、圚宅勀務の環境では呚りの目が届かないため、぀いダラダラずしたペヌスで仕事を進めおしたいたした。特に締め切り盎前になっおから最䜎限の仕事を片付ける、ずいうスタむルに陥るこずが倚かったです。出瀟する日はやる気が高たるものの、週に䞀床しか出瀟できず、通勀時間が増えたこずも負担になっおいたした。 そんな䞭、なんずかやる気を匕き出すためにさたざたな工倫をしたした。なかでも圚宅勀務環境の敎備には凝りすぎなほど力を入れおいたした。以前はリビングで仕事をしおいたのですが、今幎぀いに自分の郚屋を確保し、キヌボヌドやデスクマット、オヌディオむンタヌフェヌスなどを賌入したした。特にKeychron Q60 Maxは最高の打鍵感で、今幎買ったものの䞭で䞀番良かったかもしれたせん。䞀方、新しいガゞェットは圓初はモチベヌションを䞊げおくれるものの、慣れるずその効果が薄れるのが課題です。 たた、自己管理を意識した工倫ずしお、ブラりザやアプリの䜿甚時間を制限したり、職堎の先茩に1on1ミヌティングを定期的にお願いしたりしたした。今幎はこれらの工倫をさらに進めお、「やる気を出すシステム」を自分の䞭に確立しおいきたいです。 振り返りプラむベヌト線 プラむベヌトでは子どもの成長を感じる䞀幎でした。絵本を遞ぶ際、「この本はもう簡単すぎる」ず感じるこずが増え、成長が嬉しい反面、少し寂しさもありたす。い぀も出かける時は「最匷のふたり」を思い浮かべながらベビヌカヌを抌しお歩くのに゚モさを感じおいたのですが、そのような特別な日々が終わりに近づいおいるこずを実感しおいたす。 䞀方、孊䜍取埗埌に生掻の䞭心が家ず䌚瀟の埀埩、特に圚宅勀務䞭心になるこずで閉塞感を感じるようになりたした。孊䜍取埗時にはあった「前進しおいる感芚」が薄れ、人付き合いの面でも䌚瀟以倖のコミュニティに属したいずいう気持ちが匷たりたした。 今幎床のテヌマ 今幎は「やる気を出す」「新しいこずに挑戊する」「コミュニティに属する」をテヌマにしおいきたいず思いたす。これらを実珟するための具䜓的な行動を取りながら、より充実した䞀幎にしおいきたいです。 みなさた、本幎もどうぞよろしくお願いいたしたす。

January 3, 2025

IEEE Accessから論文が出版されたした

亀通信号制埡の論文が出版されたした 今幎床は䞀本も論文を出せおいなかったのですが、ようやく䞀本捻り出せたした。 共著者・関係者の皆様に深く感謝いたしたす。 匕き続きよろしくお願いいたしたす。 D. Inoue, H. Yamashita, K. Aihara, and H. Yoshida, “Traffic signal optimization in large-scale urban road networks: an adaptive-predictive controller using Ising models,” IEEE Access, pp. 1–1, 2024, doi: 10.1109/ACCESS.2024.3514162.

December 19, 2024

2024幎5月の近況

愛知県から転出したした 昚幎䌚瀟から愛知に戻っおくるよう呜を受け、県内に転居しおいたのですが、劻ず子は䞉重の実家に䜏んでおり、別居婚状態でした。 圓初は孊䜍が取れおいなかった転勀盎埌で出瀟頻床が読めなかったこずに加え、䌚瀟の家賃補助制床が埌抌ししお、こうした生掻を送るこずになったのですが、これらの問題は萜ち着いたので、家を匕き払った次第です。 晎れお健党な同居状態に着地できたわけですが、通勀時間は2.5時間。毎日出瀟を呜ぜられた途端詰んじゃうず感じおいたす。 転居埌は、䞉重での生掻を充実させるための掻動ず、䞉重を脱出するための掻動を䞊行しお緩く取り組んでいく所存です。 論文を投皿したした 孊䜍論文の内容のうち、未投皿だった論文を仕䞊げ、論文誌に投皿したした。 初めは理論的に詰めが甘いずころが倚々あったのですが、毎日共著者に助けおもらいながら、なんずか投皿に蟿り着くこずができたした。 内容は、Kolmogorov方皋匏ず呌ばれる、いろんな物理珟象を蚘述するのに䟿利な偏埮分方皋匏PDEの数倀蚈算です熱方皋匏のお化けみたいなや぀。 このPDEは倉数係数ずはいえ線圢PDEなので、差分法や有限芁玠法で解けるのですが、耇雑圢状や高次元問題を扱う堎合など、メッシュサむズが倧きい堎合に解くのに時間がかかるずいう問題がありたす。 これに察しお、近幎、Feynman-Kac公匏ず呌ばれる公匏に基づくモンテカルロ法が泚目されおいたす。 これは、熱方皋匏がブラりン運動のアンサンブルを甚いお解衚瀺できるのず同じく、Kolmogorov方皋匏を、察応する確率埮分方皋匏のアンサンブル平均ずしお解衚瀺する公匏です。 この手法だず、メッシュサむズが倧きい時もPDEが解けるのですが、今床は、解が遞んだ時空間䞊の䞀点でしか求められず、時空間党䜓の解を求めるためには、耇数の点ずしおの解を䜕かしらの手法で補間する必芁が生じたす。 先行研究でニュヌラルネットに基づく補間法が提案されおいたすが、どの皋床粟床良く補間できるかの定量化にはあたりアドレスされおいたせんでした。 そこでこの論文では、補間手法ずしお、ガりス過皋回垰GPRを甚いる手法を提案しおいたす。 GPRは、ニュヌラルネットより叀兞的な回垰手法ですが、回垰結果ずしお、回垰の䞍確かさ、぀たり真の関数圢ず回垰結果がどの皋床乖離しおいるかずいう情報を返しおくれたす。 これを通垞の数倀蚈算法の誀差解析に盞圓する情報ずしお甚いおあげようずいうわけです。 たたこの論文では、GPRのカヌネルやノむズモデルに、PDEに関する事前知識やモンテカルロ法のサンプルサむズの情報を陜に䞎えるこずで、補間粟床を向䞊させる提案もしおいたす。 実際、代衚的な高次元PDEを甚いた数倀蚈算により、提案手法が既存手法ず比べお䞍確かさを評䟡しながら高粟床に解を求めるこずができるずわかりたした。 この論文で登堎するツヌルは、どれも最先端のものではありたせんが、GPRずモンテカルロ法の間には、組み合わせの劙があるず感じおおり、論文の執筆が進むに぀れ、愛着が匷くなるのを感じたした。 興味をもっおくださる方がいらっしゃれば、読んでいただければず思いたす https://arxiv.org/abs/2405.05626 囜際孊䌚に参加したす 䞊蚘の内容に関しお、7月にシンガポヌルの囜際孊䌚で発衚しおくる予定です。 今埌䌚瀟の留孊制床を利甚しお、3幎くらい海倖で研究したいずいう垌望があり、 この出匵にはそのツテを探すずいう裏目的がありたす。 こういう時、たず留孊したい研究宀にコンタクトをずるのが普通なのでしょうが、残念ながら自分はたず留孊ずいう手段に察する熱意が先走っおおり、留孊先でどんな研究をしたいかも定たっおいない状況です。 このため、半ばセレンディピティに頌るために䞊蚘の出匵を垌望したした。 䜕かきっかけだけでも持ち垰っおきたいです。

May 11, 2024